
景色・風景
河内長野は市内の約7割が森林であり、山に囲まれた自然豊かな地域です。山間(やまあい)の集落は、棚田や鎮守様のお堂、民家など、今も往時の姿を留める里山風景が、訪れる人の心を癒しています。このような景観が出来上がった背景には、有力農民の子弟が寺院に入る際に田畠が寄進されるなど、地域経済の中心に寺院があったことが関係しています。 豊かな自然を守り伝えてきたことから、市内には4つの「ふるさと文化財の森」があり、文化財等の修理の材料となっています。
河内長野市内の「ふるさと文化財の森(河内長野市公式HP)」:観心寺境内林(檜皮)/金剛寺境内林(檜皮)/岩湧山茅場(茅)/千石谷のスギ・ヒノキ林(檜皮)
関連ページ:ふるさと文化財の森システム推進事業(文化庁公式HP)

川上地区等の民家と棚田の風景
観心寺の寺領川上谷は、縄文時代から人々が生活し、中世の初めごろから色濃く人々の生活が現れます。観心寺領の狭小な川上谷では、集落は尾根の上部に営まれ、その下の斜面から谷底にかけて水田を開き棚田となっています。

天野谷の棚田の景観
天野川の水を谷の奥部にある金剛寺付近から水路によって天野谷の下流まで灌漑し、水田を開いたようです。谷部の幅が最大約300mのなだらかな土地は農耕地として利用され、緑部や丘陵尾根上に畑や宅地が集約され村落となっています。
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